空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

2006/02/23 23:44


■NOCTURNES 9


日輪が没し 夜明けまでの闇
月影と星たちが見守る
あなたへとつながる時空の世界


言葉が言葉になる前の言葉
おもいでだけが 移ろいながら
出口を求めて 胎児の夢を見る


【それ】は形を持たず
自分がどこから来て
そしてどこへ行くのかを
模索し続ける


宛名のない手紙
空気時計は刻まれていく
自分自身をも刻みながら