空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

◇制作ノート181030

貴女は貴女のままでいい
ボクもそう思った
それでも そこに
ボクは漕ぎ出すのです

「僕」と表記するほどには
堅苦しくなくて
「ぼく」と表記するほどには
丸くもなくて

去るのでなく去来する
Cloverなるモチーフで
去るのでなく周回する
C級愛なるモチーフで

少し頑なな角あるボクには
貴女が求めた それに
バーチャルな それに
ボクは応えられなくって

四行で一連
四連で一章
四章で一作品の予定が
読み返してみて続きが書けない


貴女が貴女でいられる
夜にしじまに
だから そこに
ボクも 漕ぎ出すけれど

アイニイキタイ
貴女に 会いに行きたくて
貴女への愛に生きたくて
それが全てで 全てがそれで

一応 続けてはみたが
今となっては空しくもある
そこで この作品は
この四連のみとします