「愛する」「愛される」とは言うけれど
「恋する」とは言うけれど
「恋される」とは言わないのは なぜ？
それは 恋は自動詞だから
自分から発するベクトルだから
恋って切なくなるのは なぜ？
恋は不完全な愛だから
その不完全さゆえに
空しく 切ないのだよ
恋がベクトルなら
愛は なぁに？
愛はサークルだよ ワッカだよ
ある特定の個人を中心とした場合
その人を包むサークルとなるのだよ
たくさんのサークルが重なり合って
世界は愛で満たされるのだよ
まだ わかんないよ
もっと わかりやすくならないの？
恋は愛のお試し期間だよ
お試し期間だから
その期間が終わったら
愛に向かうのか クーリング・オフするかになっちゃうね
恋はバーチャルな愛だよ
実態があるようでないから
空しいのかな
恋は空間的 時間的隔たりに 弱いね
愛は空間的 時間的隔たりを 超えられるね
まだ わかんないよ
もっと わかりやすくならないの？
恋してみれば わかるよ
でもね 恋に恋しちゃ駄目だよ
恋に恋して 何も見えなくなって
恋は盲目なんて 駄目だよ
恋をしながら 見極めるんだ
お試し期間だからね
愛とは何か ベクトルでなく サークルとしての愛を
単なる矢印ならば その矛先はぶれちゃうけど
サークルは どう向きを変えようが サークルなんだ
まだ わかんないよ
もっと わかりやすくならないの？
永遠の愛は 天国だけど
永遠の恋は 地獄だよ
じゃあ 空気時計の「大地」なんて どうかな？
http://jinojin.at.webry.info/200407/article_33.html
ああ あのへたくそな恋ばかりして
自分で墓穴を掘り 自分で地雷を踏む人ね
でも 自分で墓穴を掘り 自分で地雷を踏む彼が
生きてこられたのは
そんな彼が墓穴を掘ても 自分で地雷を踏んでも
彼を囲む 心優しき人々の愛によって救われてきたからだよ
確かに 恋に関しては学習なんて出来ないけど
へたくそでも じょうずでも いいじゃないか
人はね 転ぶことで 歩くことを会得するんだ
上手な恋じゃ 愛は学べないよ
まだ わかんないよ
もっと わかりやすくならないの？
わかりわすい恋じゃ 恋じゃないよ
恋はね 心の上に乗っかてるけど
愛はね 心を包んでいるね
字をよく見てごらんよ
・・・・
これ これ 空気時計君
何 ひとりごと言ってるの
佇んでいないで わだかまっていないで
実際に恋をしてごらんよ
恋したんだって 恋をしたから
「安寧の日記」を綴っているんだよ
パンドラの箱にね
へたくそな恋のくりかえしが
つまってたんだよ
でもね 最後に 愛が 救ってくれたんだよ
