空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

メジャーへ

かつて新聞・雑誌・ラジオ・テレビは
マスコミ(マス‐コミュニケーション)と呼ばれていました


でも それは嘘・・・なぜかって?


コミュニケーションじゃないからね。


社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。


新聞・雑誌・ラジオ・テレビのそれ自体の機能は
一方から他方への情報の垂れ流しなのだから


だから今はマス-メディアと名乗っているね
それは確かにそうだね・・・メディアではあるね


ネットがあらたなメディアとして登場し
ネットそれ自体の機能として
双方向性(Interactive)を持って生まれた


マス-メディアを利用するには
相当の費用が必要となる反面
1件あたりの費用は軽減される


一度により多くの対象者に
同一の内容を訴求するには
利用価値は高いと言えますね




さて ひとりのアーティストが
インディーズからメジャーになるためには
「音楽」という市場に新規参入する
つまり上陸作戦を敢行しなければならない


ランチェスター法則の法則によれば
とるべき戦略は「弱者の戦略」


局地戦・一騎討ち・接近戦・一点集中主義・陽動作戦


とにかく総合的No.1を取るのは至難の業(わざ)
やるべきことは 何等かの局地戦でNo.1となること
そのNo.1を足がかりに その点を足がかりに
点を線に 線を面に 展開してシェアを獲得すること


例えば地方の「○○音楽祭」で優勝するとか
それで最初の上陸地点が決まる
第一点目の獲得である


つぎに何等かの方法で第二点目を獲得
ふたつの点で線を構築する


加えてまた何等かの方法で第三点目を獲得
平面において座標の異なる三点があるときはじめて
その三点をつなぐことで面が掲載され
その三点で囲まれた部分は自ずとシェアとなる


ここで戦略の筋書きはそうだとしても
具体的戦術はとなると選択が必要である


その戦術のひとつとして
コミュニケーションツールの活用がある


費用の面から 効果の面から
できれば双方向性のあるメディアの活用が考えられる


ネット上でそれを行うことは誰でも思いつく


ただし双方向性を活用する以上は
一方から他方への垂れ流しではいけない


如何に濃密なコミュニケーションを成立させるかが
勝負の分かれ目となる


地域に根ざし 地域に貢献し 地域とともに発展する
一点への上陸作戦で得たシェアを活用する基本姿勢


二点目 三点目 面を形成したら
次はどうするのか?


なかなか面白いパズルです