空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

Both Sides Now



Joni Mitchell "Both Sides Now" (live)


現在の両側=Both Sides Now=「青春の光と影」


以前、「コンドルは飛んで行く」「明日に架ける橋」「スカボロ・フェア」と
翻訳に挑戦しましたが、共通点があるのです。古い話して恐縮ですが、三十数年前、現在の日本放送 社長のカメさんが、オールナイト日本のDJをしていた頃の話。カメさん以外のDJだったと思いますが、上記の歌を日本語にして、歌っていたのを聞いた記憶があります。見事に曲に乗せて、歌っていたんで覚えているのです。

「青春の光と影」で覚えている部分は・・・


今では 愛を 両側から見る
与える側と 得る側と
それは、私が思い出す愛情の幻覚です
私は本当は全く愛情を知りません


歌詞のパターンは、
雲や愛や人生を両側から見るのだけど、
それは幻影に過ぎず、本当は全くわかっていないというパターン。

『青春の光と影』
いろんな人がネット上でも日本語に訳しているんですね
英語はボクとっては暗号解読
逆に日本語の勉強にはなったけれど


翻訳とまではいきませんが「Both Sides Now」の歌詞から
イメージして書いた詩


同じ形を二度と見ることができないからって
一日中 雲を眺めているわけにも いかなっくて


そんな時の雲って
空の30%くらいしか占めてない時だね


空いっぱい雲がひろがると
個別の形を認識しにくくなるから


あたりまえだけど
雲の上 何時だって快晴なんだ
雲の下 何時だって曇りなんだ


あたりまえだけど
雲の上でも 雲の下でも
等しく夜はやってくる


あたりまえだけど
雲の上でも 雲の下でも
等しく夜明けもやってくる


たった 雲だけの隔たりじゃないか
太陽までの距離を考えれば
オブラートより薄いさ


愛も人生も
ほんのちょっとの隔たりが
超えられれば 両面が見えてくるし
その隔たりの正体も 見えてくるんだね



Judy Collins - Both Sides Now