空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

SOG090926


弱い放射線を多方向から照射
焦点を結ばせることで
健康な細胞を損なうことなく
癌細胞だけを駆逐する


静止している器官ならば
それで問題はなかった
動き回る臓器には
使用できない


ローラン博士の悩み


「太陽の瞬き」と呼ばれる
あの一瞬の自然現象が
受精卵だけに異常を
もたらしてしまった


マリー博士の苦悩


夫婦で科学者でありながら
自分の子供を救えない
その時点での知識と技術では
時間さえあれば・・・


日食の神話や民話は
太古からあるにはあるが
太陽が瞬きをするような
ものはなかったのだ


ミトコンドリア・イヴと目される
アフリカの少数民族だけに
「太陽の瞬き」によって
人間が誕生したの民話がある


夫婦で科学者でありながら
自分の子供を救えない
その時点での知識と技術では
時間さえあれば・・・


二人は生まれたばかりの息子
「ポルタ」を冷凍保存する
夫妻の必死の研究が始まる
だが夫妻も老いていく


新素材ハニカム・ポリマーの発明
常温凍結保存法の確立
部分解凍 部分治療法の立案
ナノマシーンによる治療


夫妻の研究は続く 老いは進む
実験を兼ね ナノマシーンを使用
自己の遺伝子書換による
アンチエージングまで使用して


やっと「ポルタ」の全身解凍へと
治療の最終段階に差し掛かった時
夫妻の助手 黒島の裏切り
ネオ・ゴーストとの癒着


軍事産業へと悪用される夫妻の研究
月面基地へと「パルタ」とともに幽閉され
究極の戦士「パルタ」を生み出し
地球の戦地へと投入される



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「パルタ誕生編」がここに入る


http://jinojin.at.webry.info/200904/article_3.html

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月面基地も例外なく
「パルタ」の侵略を受ける
夫妻は実験プラントこと
光子ロケットで宇宙に放出する


ミトコンドリア・イヴと目される
アフリカの少数民族だけに伝わる
民話には続きがあった
「太陽の欠伸」である


やがて地球を襲う
「太陽の欠伸」によって
地下10キロ程度から上空百キロメーに至る
広大な範囲に存在する生物は全て死滅する


大気は焼かれ 地表は融解し
次の生命が誕生するまで
膨大な時間が流れる
地球の性(さが)?


また人類が地球に発生する



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木こりの兄弟ホーとライの物語へと続く
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