空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

リクエスト頂戴いたしました

jinojin2007-07-31

cloverさまより詩のテーマによるリクエストを頂きました。











「たて・ほこ」× 「むじゅん」ですね。
アーカイブ】過去詩より検索

人は悩んでいる時 答えはすでにあるのだと
ただ 答えに気付いていないだけだと思っていた
子供の頃 こんなナゾナゾをつくった
「答えのない ナゾナゾは なァに?」
子供の頃 そんなナゾナゾをつくった
「答えは このナゾナゾ・・・。」
自己矛盾 パラドックス ラビリンス
答えそのものが 悩みの始りだったんだ

【仮説7】日々刻々、人の心は変化する。その時々を詩として書きとめた場合、詩が多様性を見せるのが自然であり、相互矛盾
も自然なことである。

【それ】は 言葉が言葉になる前の言葉
【それ】は 感じる前の予兆
【それ】は 透明な濁り
【それ】は 饒舌な沈黙
【それ】は 苦しみの中の喜び
【それ】は 笑える程の絶望
【それ】は 抽象的な具体例
どんな言葉の組み合わせでもいい
仲良くない言葉の組み合わせ
矛盾する真実 と感じる人間の感性

どちらに転がるのか 
思い悩むよりも
実際に転がしてみればいい
何かに追っかけられるより
何かを追っかける方がいい
ジレンマは 高みに立って
そこから見下ろせばいい
何も矛盾しない
何も相反しない
何も・・・

自己否定は 自己矛盾の解決にはならないが
自己肯定は 自己矛盾の発端となる

心を光で満たさないことだ
どんな些細な光も 見落とさないために


体を光で満たしておくんだ
どんな些細な影も 振払うために


矛盾するね 心も体の一部さ


心を光で満たすことも
体を光で満たすことも
人間には できはしない

一部の歪みが
全体の歪みへと普遍する


一部の歪みを正すと
他の歪みが度合いを増す


歪みと歪みとが
バランスを取り合い
均衡点となる


均衡点と均衡点とが
多くの場合 矛盾するから
均衡点は刹那となる


形があるから歪む