空気時計制作工房

母屋では日記と詩を公開中です。

お題、いただきました―6

あいかわらず、テーマ「愛」で13編の詩を書くという宿題に挑戦中。


こんな例え話がある
象を見たことがない人々に
目隠しをさせ象に触らせる


ある者は
「鼻の長い動物です。」と答え
また ある者は
「耳の大きな動物です。」と答える


同様に
「足の太い動物です。」
「立派な牙の生えた動物です。」


様々な答えが出てくるが
どれも正しいといえる
正しいが断片的であり
全体を捉えた答えではない


愛は目には見えぬもの
とても人間の感性では
捉えきれないものである


ゆえに 断片的なものとなる


私が「愛」というテーマで
作品を書いても同様である


しかし・・・もし 私のブログをある程度
閲覧いただいた方には わかると思いますが
わたしは 客観的にも 断片しか書けない

日々 断片を書きとめながら
それを組み合わせることで
詩を書き続けてきました


こどものレゴブロック遊びと一緒なのです
そう考えると このテーマを展開するにあたり策定した


「愛とはもともと○○であったものが

     もとの○○に戻ろうとする

     おもい または 行動である。」


…というコンセプトでそう間違いもなさそうですね
○○の伏字を明確にしておきます


「愛とは もともとひとつであったものが


      もとのひとつに戻ろうとする


      おもい または 行動である。」


私流のよくあるパターンで表記すると・・・


「愛って何?」


「愛ってトランプさ。」


「どんなトランプ?」


(男 トランプを一枚だけ取り出し)


「これは何?」


「トランプ」


(男 トランプをもとの束に戻し その束を差し出し)


「これは何?」


「トランプ」


「それが答えさ。」